博物館における人文資料形成史の研究

静嘉堂文庫所蔵松浦武四郎旧蔵資料の研究と公開

 

研究種目:基盤研究C(一般)
研究期間:2010~2012
課題番号:22601009

公益財団法人静嘉堂文庫に収蔵されている松浦武四郎旧蔵古物資料約900点の整理を実施し、近代初期において松浦武四郎に代表される当時の好古家達が蒐集対象とした古物(文化財)の内容を直裁的に示すと共に、箱書きや文書の翻刻によって古物をとりまく人的ネットワークの実態を明らかにした。研究成果としては『静嘉堂文庫蔵 松浦武四郎旧蔵古物目録』(248頁2013年3月31日刊行)として刊行、さらにその研究成果は、静嘉堂文庫美術館特別展「幕末の北方探検家 松浦武四郎展」(2013年10月5日〜12月8日)として一般公開を実施した。図録はB5判変型(縦24.6×横20.7 cm)・スリーブケース付244頁。